2009年10月23日金曜日

包茎と性病

季節はずれの台風が過ぎ、気持ちの良い秋晴れになりましたね。
ところで、ここ最近の診療を通して感じたことをちょっと書いてみたいと思います。
ずばり、包茎の方は性病に感染しやすいということです。臨床経験上これは確かと思います。性病相談でお越しの患者様には少なからず包茎の方がいらっしゃるのですが、亀頭が包皮に覆われたままの排尿で毎回きれいに洗い流すわけにもゆかず、カリ部分には汗腺もありますから汗もかくわけで、清潔とはいえない湿り気を包み込んだ状態は雑菌の温床そのものです。これは独特の臭いの原因でもあり、性病感染のリスクを上げる原因ともなるのです。
もともとデリケートで薄い亀頭の表皮はジメっとした状態では余計に傷がつきやすいために包茎の方には亀頭包皮炎が非常に多くみられますが、その傷から雑菌、性病の原因菌やウィルスなどが入り込み性病感染リスクが格段に高くなっているのです。
当院では、性病のご相談におみえの患者様にはPCR法による最高精度の検査と診察に基づく適切処方、処置により完治を試みるわけですが、該当の症状が完治した後も性病に感染しにくい環境をつくることは非常に大切だと考えております。感染リスクを下げる目的での包茎手術もあるということを頭の片隅に置いておいていただければと思います。ご相談がございましたらお気軽にお問い合わせください。
11月12日(木)~14日(土)、ご希望に応じましてご予約いただけますので、まずはお電話かメールをいただければと思います。

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