2018年2月28日水曜日

2月も終わり

2月最終日です。穏やかな天気ですが、嵐の前の静けさみたいですね。明日は全国的に荒れた天気になるとか・・・通勤通学のことは意識しつつ、それ以外のことってついつい油断してしまいますよね。でも風に飛ばされそうなものとか屋内にきちんとしまった方がよさそうです。 ついつい油断といえば、風俗利用は本当に気を付けて頂きたい。全国的に爆発的流行を見せている梅毒ですが、その病原体は粘膜と接触することで感染し、感染力は、HIVなど他の性病と比べ非常に強く、オーラルセックスによる咽頭部への感染、アナルセックスによる直腸への感染など、性行為の方法によって性器以外の場所にも感染します。口に梅毒の病変部分がある場合は、キスでも感染しますし感染者とのコップや箸の使い回し、皮膚に傷のある状態での愛撫などでも感染の可能性があるのです。感染後3週間では無痛性のしこりなど第1期の症状が出ます。3か月後から数か月たつと梅毒に特徴的なバラ疹と呼ばれる全身に赤い発疹、あるいは顔、手足にピンク色のあざが出現する第2期に入ります。症状は人それぞれです。前後の状況からたまたま蕁麻疹かなにかと勘違いしてしまったりして、第2期の症状を見逃してしまうと年余にわたり潜伏期間に入りますから、ご自身の体もさることながら、パートナーにとって非常に危険な状況になります。早期に治療をすればその分短い治療期間で治ります。県内でも患者さん発生しています。原因行為3週間から検査可能ですので疑わしい方は早めに検査を受けるよう強くお勧めいたします。

2018年2月25日日曜日

加齢と包茎

冬季オリンピックが閉幕しました。そして気づけば早くも3月に突入しますね。卒業、転勤のシーズン、年度末と3月4月も何かと気忙しく、次に一息つく頃にはGWでしょうか?こんな風に先のことばかり考えると歳を取るのが早まりそうなので止めることにします。 さて、包茎治療についてです。カントン包茎や真性包茎といった機能的に問題のある包茎については若いうちに対処される方が多いかと思いますが、仮性包茎となりますと、いつかは・・・と思いながらタイミングを逸し、気づけば40代が過ぎてしまったという方も多いのではないでしょうか。性感染症や不衛生など包茎の弊害はずっとついてまわるものですし、一昔前に比べファッションや食生活やキャリアなど今のミドル、シニア世代は若い世代と同等にアグレッシブに楽しむ方が多いように感じますから見た目コンプレックスなども若い方だけの問題ではなくなってきているのかなと思います。加えて中高年ともなりますと、親の介護などを経験する方も多く、翻って、将来、ご自身が入院した場合や介護が必要になったときのことが気になりだしたりもして、若い方に比べてより一層包茎治療をしてみようと思う機会も増えてくるのではないでしょうか。先日当院にいらした方は、若いころは違ったのにここ最近包茎が気になるとおっしゃるのです。診察の結果、その方には、中高年となると顔をはじめ全身の肉や皮膚がたるむように、包皮も例外でなく「たるみ」の影響ですとご説明いたしました。若いうちになかった問題でいろいろ悩まれることも多いと思います。これって包茎に限ったことではないですよね。いわゆる体力の衰えやら生活習慣病の出現やら、人間は年齢とともにこんなこと今までなかったという新しい問題に直面するものです。話にはきいていてもいざ自分におこるとなかなか受け入れがたいものがあります。これって仕事や私生活や性生活にも支障をきたしますし、男性更年期を早めたり悪化させたりする精神衛生環境です。取り除ける憂いは早目に取り除きましょう。包茎治療をお考えの場合には是非一度当院にご相談ください。

2018年2月23日金曜日

梅毒

寒の戻り、久々に強烈な寒さのような気がします。でも、寒さのお陰で一度咲き始めた梅の花はむしろ長くきれいな姿が続くような気がしますし、こんな気温でも風にのってふとよい香りが漂ってきて春を感じます。 さて、梅といえば・・・こちらは有り難くない梅、梅毒大流行についてです。昨年来しばしばブログで取り上げていますが、今年に入っても一向に落ち着く気配がありません。一般紙や検索サイトのトピックスでもしばしば取り上げられていますから、皆さんけっこう認識されているのではないでしょうか?怖いですがこれはむしろチャンスです。医療関係者以外にも広く知っていただくことによって、疑わしい症状がある場合、あるいは危ない風俗に行くなど原因行為に心当たりがある場合に早めに専門医療機関で診察を受けようと思っていただければ幸いなのです。梅毒は昔の病気ではなく、今最も旬な性感染症です。ぜひぜひ適切な時期に確度の高い検査を行ってください。昔と違うところ、梅毒は治るということです。ペニシリンという抗生物質の発見によって確実に治る病気になっています。今のところ耐性化して抗菌薬がまったく効かないということはなく、何かしらの抗菌薬で必ず治りますし、早めに治療を開始すればそれだけ短い期間で治すことが可能です。ただ、母子感染による先天性梅毒で赤ちゃんに後遺障害が残ってしまうことはあり得ます。ですから、大事なパートナーのためにもご自身のためにも早めの診察、検査を意識していただきたいと思います。これまでは県外、あるいは海外でかかってきた方が多かったですが、県内でも梅毒は発生しています。ご注意ください。

2018年2月18日日曜日

包茎・・・早漏?

日が伸びたり、気温が低くても日差しはなんとなく暖かだったり、木の芽が膨らんできたりと、なんだかんだ春めいてきたなぁと感じていた今日この頃ではありましたが、今夜は冷えますね。風も強いし、久々に厳しい寒さを感じています。週明けも寒気がやってくるとか。インフルだけでなく普通の風邪にもご用心ください。 さて、早漏を気にされる方がしばしばご来院になります。私はED薬と一緒に早漏防止薬をお奨めすることが多いのですが、早漏の一番の原因は精神的なものだということはご存知でしょうか?包茎は早漏になりやすいと、早漏改善のために手術を希望される方もいらっしゃいます。でも、肉体的といいますか機能的な意味で「包茎=早漏」ではないということは皆さんに申し上げております。日本人に多いと言われる仮性包茎ですが、勃起時、普段は皮で覆われている亀頭が外部からの刺激に敏感になりやすく早く射精に至ってしまうこともあるかもしれません。でも全員が全員そういうわけではありません。包茎を治せば普段から下着にこすれたり刺激に強くなるのは確かで、ある程度早漏が改善するかもしれません。でも、そもそも早漏って相対的な観念でしかないのですよね。パートナーからの指摘があったとして、同じ時間をかけても、ある方は十分と感じ、ある方は早すぎると感じるかもしれないではないですか。自分の満足だけを基準に?だったら早いも遅いもそこまで重要な要素ではないかもしれない。やはり相手あってのことで、その気遣いというか、気苦労というか、自信のなさというか、それが一番の問題なのです。自信をもって臨むに必要なED治療薬等処方いたしますのでお気軽にお問合せください。