2011年12月28日水曜日

非淋菌性,非クラミジア性尿道炎

寒いですね。本格的な冬到来!雪も多いようですし、スキーにスノーボードに温泉に・・・と、冬ならではの楽しみが色々思い浮かびます。今年は曜日配列で長めのお正月休みが多いようですので、のんびり日ごろの疲れを癒してからでもちょっとしたレジャーに行く余裕がありそうですね。
さて、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、トリコモナス、ブドウ球菌といった細菌やウィルスを原因とする性病が流行しています。性病の代名詞、淋菌やクラミジアが検出されないからといって油断なさらないようにしてください。
これらは不潔な手で尿道口付近を触ったり、女性なら大便の拭き方や生理用品の扱い等が悪いと感染します。そして、パートナーの一方が感染、発症すれば性交渉、オーラルセックスを介してお互いにうつしあう状況に陥るわけです。男性の場合、まず尿道へ感染し、尿道炎(非クラミジア性非淋菌性)となります。 尿道からの膿や 軽い排尿痛、かゆみ、不快感などが主な症状で、 膿は白っぽい色でほとんどの場合、少量です。 比較的症状が軽く、自覚症状がない場合も多いので、見過ごして保菌し続けるケースも往々にしてみられますが、 放置すると、精巣上体炎(副睾丸炎)や前立腺炎、血精液症(血精液症参照)になります。 当院はメンズクリニックですが、相方のことも知らなければ、判断がつきにくいと思いますので、一応記載しますと、女性の場合、子宮頸管(子宮入口の管)に感染し、子宮頸管炎(非クラミジア性非淋菌性)をおこします。 おりものの増加などが主な症状ですがこちらもまた症状が軽く、自覚症状がない場合が多い点が厄介です。ちなみに、男性では最も多い性感染症で、女性もクラミジアに次いで多い感染症となっています。
清潔を心がけ、性交渉時にはコンドームを使うことが予防の手立てですが、気になる症状がある場合には放置せずにすぐに専門医に診察をしてもらってください。年末年始は医療機関も長く休むところが多く、開いてからでいいか・・・と放置するうちに症状が消え治ったと勘違いしてしまうことも増える可能性があります。症状が落ち着いても、検査、治療をしていないのであれば、やはり一度性病科で診療していただくことをお勧めします。甲府メンズメディカルクリニックはオンデマンドで年末年始の診療にも対応しておりますので、急性期の患者様はもちろん、気になる方はまずはお気軽にお問い合わせください。

2011年12月18日日曜日

あっという間に年の瀬です

気づけば12月も半ばを過ぎました。寒いわけです。冬の青空は本当にきれいですし、西日の差す並木道などもとても感じがよく、野焼きのにおい漂う国道脇に目をやると葉が落ち実だけ吊り下がる柿木など見ると日本の冬の風情がいかに美しいかと感慨深いものがあります。
さて、そんな話はともかく、ボーナスにクリスマス、忘年会と心ざわめくシーズン、包茎治療のニーズも高まりを見せます。心機一転、新年を迎えるために年の瀬にどっと相談が増えるのは毎年のことなのですが、気分だけの問題ではなく、長めの年末年始休暇にダウンタイムをしっかりと取れるようスケジュール管理をしていらっしゃる方も多いようです。個別の態様がありますので一概には言えませんが、よく申し上げるたとえ話として、包茎治療そのものは親知らずの治療程度とお考えくださいということがあります。普通の虫歯治療よりは覚悟が必要ですが、日帰りで、局所麻酔(しかも当院は3段階無痛麻酔を採用しております)ですし、治療によって日常に穴を空けるようなことは1日としてありません。通常の生活の中でしていただける治療となっております。ただ、やはり消毒などアフターケアはきちんとしていただきたいのと、それなりにゆったりとした日常を送っていただいた方が患部には良いに決まっています。というわけで、夏季休暇や年末年始に治療のご相談にいらっしゃる方も多いわけで、私としてもそれは賢明なスケジューリングだと思います。年内治療まだ間に合いますので、お時間詳細お問い合わせのうえご予約いただければと思います。12月27日(火)ご予約いただけます。

2011年12月4日日曜日

亀頭周辺のブツブツ

雲一つない快晴でしたね。空も空気も澄み切ったとても気持ちのよい一日でした。昨日の土砂降りから一転、すがすがしい日曜日を過ごすことができました。
さて、亀頭周辺部のブツブツを彼女に指摘されたということで診察に来た患者様がいらっしゃいました。亀頭周辺のぶつぶつは大きく分けて尖圭コンジロームという性病と性病ではないフォアダイスコンディションパピローマという2つが原因です。見た目には区別がつきにくく、いずれにしても女性は不快な思いをしたり、ひどい状態ではおそらくご自身もちょっと嫌な気分になるような見た目になります。
コンジローマの方ですが、ヒトパピローマウィルスの感染によって亀頭カリ部分や亀頭直下の薄い包皮にできるイボ状のでき物です。 痛み・かゆみなどを伴わないので放置してしまう人もいますが、どんどん増殖して皮膚ガンの原因や近年女性の病気死亡の第2位の『子宮頸がん』の原因になるとも言われています。見た目にも本当にひどいとカリフラワー状になってしまいます。さすがにそこまでなれば気づかないということはないと思いますが、部位が部位だけに病院に行くのをためらわれる方は相当数いらっしゃるようです。 コンジローマは再発性も高く、治療開始が遅れると完治するまでに半年~1年以上かかるケースもありますのでお早めご相談いただきたいと思います。また、感染や悪化と亀頭周辺部の不衛生さとは確実に因果関係があり、当院に治療にお越しになる患者様のほとんどが包茎の方です。コンジローマの治療と同時に包茎手術を行うことで、再発を最小限に抑えその他の性病等にも感染しにくい状態になりますので、併せてのご相談もお受けしております。
直近のご予約可能日は12月11日(日)12日(月)となっており、急患にはそれ以外にも対応可能な場合もございます。まずはお電話やメールにてお問い合わせください。

2011年12月2日金曜日

EDは体調管理のバロメーター!

昨日、今日とかなり寒いですね。昨日はまだおとといまでの暖かさが残っていたので乗り切れましたが、今朝は寒さからのスタート・・・・かなりこたえますが、皆さん風邪などひいていないでしょうか?寒暖差が激しいとやはり体調を崩しやすいので、重ね着などでこまめに体温調整をしてください。
さて、先ごろいらっしゃった30代半ばの患者様から、「恋人とのセックスで勃つことは勃つが、中折れで2回に1回はイケません、昔のように元気になりたいのですが・・・・。」というご相談がありました。これは典型的EDつまり勃起機能の低下症状=EDです。まだ若いですが、精神面、心理面のほか糖尿病、高血圧症といった生活習慣病を起因とする場合もありますので、ED薬服用と同時に人間ドックなども受けてみることをお勧めしました。EDは体調管理のバロメーターという捉え方がありますから、若いからこそこういった初期症状をきっかけに自分の体を検査して健康管理するというのも手かもしれません。ただ差し当たっての「元気になりたい・・・」というご要望に対しては、パートナーもいらっしゃりセックスを試みられているわけですから、性欲そのものが減退しているとは考えにくく、自覚症状がなくとも体や生活を見直してみることをお勧めしつつED薬を処方いたしました。この状態が続き自信喪失と悪循環に陥る前にガツンと自信を取り戻していただく作戦です。シアリス、レビトラ、バイアグラといった3大ED薬は硬さや持続力などそれぞれ特長がありますから性感UPの副産物も期待できます。
ところで、そもそもセックス=勃起と射精は、自分の体でしていても意図的には行えない自律神経に支配された行動です。自律神経にはリラックスしたときに働く副交感神経と緊張、興奮したときに働く交感神経があり、勃起には副交感神経が必要で、射精には交感神経が必要という、相反する作用の神経双方を上手く使わないと成立しないのがセックスの厄介な点です。過労、飲酒、ストレス、緊張のし過ぎなどが原因で交感神経が優位になると中折れがおきます。対策としてはじゅうぶん休養をとってセックスに臨むことです。セックス前の飲酒は避け興奮しすぎないように、勃たないかどうか心配しすぎない要するにリラックスすることが重要なのです。
こういったアドバイスや生活習慣病についての詳しいインフォメーションも提供いたしますので、個別のご相談お気軽にお待ちしております。12月4日(日)処方可能です。