2026年9月1日火曜日
ご質問にお答えします!
サウナブームは数年おきにやってくるようですがもはや一過性のムーブメントではなく温泉同様、習慣あるいはある種の文化の様相を呈してきていると感じています。そんな中、汗や蒸気や水風呂で性病にり患するのではないかというご心配を寄せられる患者様がいらっしゃいました。クラミジア、淋菌、梅毒、HIVといった性感染症ですが、これらの病原体は人の体外では生存しにくい弱い存在ですからサウナや水風呂で感染することはまず無いと言っても良いと思います。ただ皆無かと言えばそうと言い切ることもできないのです。理論上ありえないとは言い切れません。また前述の性病とは別の例えばトリコモナス原虫は湿ったタオル、座面で、性器ヘルペスなどは皮膚粘膜との直接の接触などで感染しますから注意が必要です。サウナマットや座面用のタオルは持参されると予防効果は高いと思います。性病は、自覚症状がないままパートナーへ感染させてしまうケースも少なくありません。少しでも違和感(排尿時の痛み、異臭、できもの、分泌物など)がある場合は、早めに医療機関(泌尿器科や性病科、婦人科など)を受診しましょう。
2026年8月20日木曜日
夏
夏は性病と尿路感染症が増加します。飲んでも飲んでも水分摂取量が足りないくらい暑い日が続く中、にもかかわらずエアコンの利いた室内でのオフィスワークで飲料が減ったり、トイレにあまり行きたくない、行けないことから自分で水分を控えてしまったり、ビールなどのど越しの良いアルコール飲料でついつい水分が摂れていると勘違いしてしまったりということはありませんか?心がけて多めに水を飲まないと、ただでさえ汗をかき尿量が減少するのに尿道に侵入してきた菌を尿で洗い流す機会が減少してしまいます。加えて夏は気持ちが解放的になり長い休みがあったり帰省して地元や学生時代の友人と会ったり性的にアクティブになることもよく言われます。そして今、8月お盆過ぎ、夏の疲れがたまって免疫力が低下してきているかと思います。今こそ注意が必要です。普段は症状が出るところまで行かない感染でも尿路に細菌やウィルスが棲みつき増殖して尿路感染症まで進んでしまう事が多い時期です。男性の場合には前立腺に感染したり、精液の通り道に入って精巣上体炎を起こしたりすることが多く、精巣上体炎まで進行してしまうと厄介です。ちなみに痛みも酷く高熱も出ます。早期治療が肝心ですから気になる症状、原因行為がある場合には早めに専門のクリニックにご相談ください。甲府メンズメディカルクリニックは土日も診察しております。まずは050-1033-8926までお電話ください。
2026年7月9日木曜日
AGA
AGA治療の治療効果は若いほど、薄毛の進行が軽いほど期待できます。20代、30代の方ですと毛が細く額のM字部分や頭頂部の地肌が目立ち始めるAGAの状態に気づかれてもフィナステリドやデュタステリドといった内服薬の服用、カルプロニウム塩化物外用液の塗布を継続することで薄毛部分の毛が太くなり地肌がほぼ見えなような状態にまで改善しますし、お薬を続ければその状態は維持が期待できます。ただ、40代、50代で薄毛が進行してしまった場合でも手遅れということはございません。十分に改善が見込めますし、すくなくとも進行が止まる可能性は高いので、気になる方はあきらめずに是非ご相談頂ければと思います。
2026年7月7日火曜日
年齢とED薬
セックスライフにおいていくつになっても現役でいたいと思っている方は大勢いらっしゃると思いますが、こと男性に限ってはED薬に頼れば大丈夫なのか、そもそも高齢者でも服用可能なのかというご質問を頂くことがよくあります。たまたまですが比較的ご高齢の方から子づくりについてご質問を受けることが何回か続きました。妊孕力(子供を受胎させる能力)がなくなるという年齢制限は男性にはありませんから、60代、70代でもパートナーが妊娠することは充分ありえます。ただ閉経のように明らかなタイムリミットのある女性と比べるとわかりにくいですが、生殖機能・性機能における変化は男性にも年をとるごとに起こっています。年をとると共に睾丸がわずかに小さくなり、柔らかくなります。精子の形態(形状) や運動 (動き) も悪くなります。加えて精子内の遺伝的欠陥のリスクも少々高まります。男性は常に新しい精子を作りますが、加齢とともにその機能が衰えてくることは確かなのです。しかし、そういった生殖能力の問題以前に、高齢男性は性的欲求、勃起に関する懸念が普通は出てくるものです。子どもを希望するくらいですから性欲の心配はないのかもしれませんが、勃起力に自信がないということで当院にご相談を頂いたようです。結論から言えばED治療薬の服用に上の年齢制限はございませんから、80代、いえ90代でも健康状態に問題がなければED薬を服用することは可能です。ただ持病の有無はもちろんですがED薬をを使いこなす体力の有無にも配慮が必要です。ED治療薬によって勃起が促されセックスが可能になったとして、セックス時およそ7メッツといわれる心臓への負担に耐える体力が必要ですし、子どもを授かろうものなら育児にも耐える気力体力(経済力)が必要なのです。まぁ、これに関しては医師の専門外ですから話をセックスに戻せば安静時を1メッツとした場合、7メッツは重い荷物を持ったままで階段を3階まで一気に駆け上がるくらいの体力と言われています。ED薬はあくまで勃起をさせる薬ですから、そこから射精に至らしめる体力は自前で用意しないといけないわけです。実際、ED薬の普及でいわゆる腹上死が増えたと言われ、性機能学会でのトピックスにもなるくらいです。甲府メンズメディカルクリニックでも上は80代後半の患者様にもED薬を処方しておりますが、処方前にはきちんと診察をしたうえで適切なお薬を処方させていただいております。性的欲求は、テストステロン (男性ホルモン) のレベルの変化に影響されるものですから、その意味でいくつになっても励む意欲は素晴らしいと思いますが、若いときと同じとような気になって無茶はせず、きちんと専門医の診察、処方に基づいてED薬を服用し、日常生活も規則正しく健康体を維持しながら快適なセックスライフを楽しんでいただきたいと思います。
2026年5月30日土曜日
ED治療薬の使い方
すっかり夏空ですね、梅雨に入る前の晴天を楽しみたいですね。30代、20代とEDとは無縁とイメージされる年代の患者様が増えています。大抵は一時的な失敗への不安や人間関係、環境の変化などのストレスを原因とする心因性EDの場合が多いと思います。極度の疲労と言う方もいらっしゃいますが、このようなケースはいずれにしても典型的な「完治が見込める」勃起機能の一時的低下症状です。中には精神的、心理的な問題、一時的な疲労のほか糖尿病、高血圧症などいわゆる生活習慣病によって引き起こされている肉体面からもEDも考えられますから、自覚症状がなくとも体や生活を見直してみることも大切です。ところで、そもそもセックス、勃起と射精は自分の体でしていても意図的には行えない自律神経に支配された行動です。たとえるなら涙が出る状況に似ています。どんなことを思い出せば涙が出てくるかを知っている人はいると思いますが、この映画を見て必ず泣かなければと思うほど涙は出てこないものです。セックスが厄介なのは、自律神経にはリラックスしたときに働く副交感神経と緊張、興奮したときに働く交感神経があり、勃起には副交感神経が必要で、射精には交感神経が必要なところです。過労、飲酒、ストレス、緊張のし過ぎなどが原因で交感神経が優位になると中折れがおきます。対策としてはじゅうぶん休養をとってセックスに臨むことです。セックス前の飲酒は避け興奮しすぎないように、勃たないかどうか心配しすぎない要するにリラックスすることが重要なのです。ただ、失敗と自信喪失の悪循環に陥りセックスから遠ざかってしまうとよろしくないですから、そんな時にED薬で自信をつけてみるという使い方もお勧めします。硬さや持続力、性感UPの副産物も期待できますからあまり高い敷居をまたぐんだなどと考えず、気楽にお試し頂くことをお勧めします。
2026年5月1日金曜日
性病の傾向
ここ10年の性病の動向について書きたいと思います。10年前と比較して、何といっても最も警戒すべきは「梅毒」の流行です。感染経路は以前と変わらず性行為がメインですが、母子垂直感染も増えていますし、感染者数と感染の広がり方がこれまでと大きく異なります。日本国内における「梅毒」の感染者数は、1967年に約11000人が報告されて以降、長期にわたり減少傾向が続き、撲滅されたと言っていい水準にまで減少していたためほんの15年ほど前までは医療者ですらほとんど出会うことのない過去の病気と言っても良いくらいお目にかからないものでした。私は研修をたまたま吉原に近い総合病院で受けましたので医師生活の早い段階でこの病気について色々と学ぶことができました。2011年頃からでしょうか梅毒感染者は再び増加に転じ2021年以降は急激な伸びを見せ2023年の報告数は14906⼈と50年に⼀度の⼤流⾏期に⼊ったと言われています。実際当院の梅毒要請患者数も世間一般の流行と並行して伸び続けてきました。ただ梅毒は早期であれば、適切な時期、適切な量のペニシリンの内服で完治します。すでに治療法が確立している病気です。早い段階で適切な治療を受ければ、必要以上に怖れることはないのです。ただし放置すると重篤な後遺症に繋がりますからお心当たりの方は専門の医療機関をご受診ください。梅毒の派手な流行にかくれて尖圭コンジローマや前回取り上げた性器ヘルペスも増加傾向にあります。注意したいのはいずれにせよ20代の若い世代の患者の増加です。理由としてはありきたりですが性行為の低年齢化、性に関する知識不足、そしてコンドームの不適切な使用が挙げられています。特に15〜24歳の世代で新規感染の約半数が集中しており、自覚症状が少ないまま感染が広がっていると分析されています。体の異変、女性ならおりものが増えた、男性なら恥垢が増えた、ともにニオイがきついなど、こんなもんかと思わずに敏感になってほしいと思います。入浴習慣も大切です。入浴といってもシャワーではなくきちんと湯舟につかる入浴です。性病は梅毒に限らず早期発見早期治療で治るものが多いです。だからこそ自分の体、体の変化、症状に敏感になって、何かあれば恥ずかしくも怖くもないのですから専門医療機関にかかっていただきたいと思います。甲府メンズメディカルクリニックはGW中も開院しております(050-1033-8926)。
2026年4月29日水曜日
性器ヘルペス
性器ヘルペスとは、ウイルスの一種である単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)または2型(HSV-2)を病原体とする主に性行為で感染する疾患で、性器やその周辺に水疱性病変や浅い潰瘍が形成されます。初発では外陰部の水疱や潰瘍病変があらわれ、激しい痛みを伴うため大変苦痛が大きいです。またヘルペスウイルスに一度感染すると、体内からヘルペスウイルスを取り除くことはできません。ヘルペスウイルスは神経をつたって、主に腰仙髄神経節などに潜伏感染し、潜伏感染したヘルペスウイルスは風邪、過労、深酒、免疫力低下など何等かの外部要因によって再活性化し、再び神経をつたって、元の場所の粘膜や皮膚に病変を表します。そのため、一度ヘルペスウイルスに感染した人は、長年にわたって再発を繰り返します。ただ再発では無症状の方も多く、気づかない間にパートナーに感染をさせてしまうこともあります。単純ヘルペスウイルス1型(HSV−1)は主に口唇やその周囲に感染し、単純ヘルペスウイルス2型(HSV−2)は主に性器に感染するのですが口唇ヘルペスにかかったことがある人とのオーラルセックスで口から性器にHSV−1が感染することもあり、逆にHSV−2の初感染経路はほとんどが性行為ですが、性器同士の接触がなくても唾液などを介して感染させてしまうこともありえます。一見病変がなく正常に見える性器や肛門部の皮膚からの伝播や、ヘルペスの自覚症状が全くない時でも粘膜や分泌液などにウイルスが含まれている場合は感染することもあります。治癒後も女性は特に月経時、男女とも性行為、免疫力が低下したときなど様々な誘因で再発を繰り返します。繰り返しますが男女ともに感染していても無症状の場合があり、一度発症してしまうと再発率が非常に高い性感染症といわれています。大事なことは初発にせよ再発にせよ早期発見早期治療です。お心当たりの方は当院までお問い合わせください(050-1033-8926)。GW中も対応可能です!
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