2022年9月25日日曜日

梅毒感染者の増加傾向がやみません

2022年9月4日までに全国から報告された今年の梅毒感染者数は昨年同時期の1.7倍となる8155人で、現在の方法で統計を取り始めた1999年以降最も多くなりました(国立感染症研究所)。過去最多を記録した昨年の感染者数7983人をすでに上回っていて、このままのペースで増加した場合1万人を超える可能性もあると言われています。これは検査、届出の数であって実態はもっと多くの罹患者がいると巷でも指摘されておりますし、私自身、臨床経験上、切に感じております。そもそも人数の増加はコロナの流行の波の合間に性病検査を実施する余裕が流行当初の2020年より増えたことも一因であって、実際にはもっと前から感染者数は増加していると思っています。流行地は東京、大阪、愛知、福岡と繁華街が多く、男性が20代から50代まで幅広い年齢層で感はが増えているのに対し女性は20代、30代が多く最多は20代前半です。感染経路が性風俗であることが類推されますが、きっかけが風俗利用でもそこから一般の男女にもさらには地方へも拡散してゆくことは想像できると思います。実際男女とも3割程度に風俗利用や従事の経験のない人が含まれているとの統計があります。梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌が原因の感染症で、感染すると、3週間から6週間程度の潜伏期間を経て発症しますが、その後、症状が消えてしまうことや無症状のこともあり、気が付かないうちに病気が進行することもあります。但し、梅毒は薬で治る病気です。心当たりのある行為に及んだ方は最初の症状を見逃さないよう注意してください。早期発見、早期治療を心がけましょう。甲府メンズメディカルクリニックでは治療薬を即時処方可能です。お心当たりの方はお早目にご相談ください(050-1033-8926院長直通)!!

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