2011年7月14日木曜日

短い梅雨でした

梅雨入り後じとじとしていたかと思ったら、あっけなく梅雨明けしてしまいましたね。そして今年もまた猛暑です。日陰に入って風があれば多少しのげますが、日の高い真昼などは大変です。でも雨降りよりは青い空と金色に光り輝く太陽は気持ちがいいです。
さて、当院に性病診療にいらっしゃる患者様のほぼ100%が風俗で感染しています。風俗感染が後を絶たない要因の例をいくつか挙げてみたいと思います。
☆"洗浄"に効果ナシ・・・・・聞き込み調査によりますと風俗では「洗えば平気」という感覚があって、風俗店などで働く女性も風俗へ来店する男性も洗浄すれば防げるだろうと考えているようです。でもそれは大きな間違えです。 性感染症の菌やウィルスは性器の中に潜んでいますからいくら表皮を洗浄してもたいして効果はありません。この誤った認識が性感染症よりを広めていると言えるのです。
☆風俗は「生」が多い・・・・・性感染症・HIVに感染するのは性器だけではありません。口内・喉、眼球にも感染しますし、アナル・肛門にも感染します。また、精液の中にウィルスや菌がひそんでいますから、性器と性器が触れ合えば感染します。性器と性器を直にでこすりあわせるようなプレイなど生でセックスしているのと同じレベルなのです。コンドーム自体の効果は別としも、現在の風俗でのプレイには性感染症を防ぐ要素はほとんどありません。セックスと何ら変わりない行為であることを自覚する必要があるのです。
☆傷からの感染・・・・・風俗で働く女性は毎日多くの客を相手にし、膣内・口腔などに傷がある場合が多々あります。大抵の性感染症において傷は性感染症などの菌・ウイルスの入り口となり得るのです。
☆風俗店の客・・・・・風俗へ通う人の多くの男性にとっては、相手の女性は一度限りの女性であり、固執も情などの感情も薄いですから性感染症の治療中の人や違和感を感じている人でも風俗店へ通うことは珍しくないのです。外見上の症状がなくなったとしても性感染症のウィルス・菌は精液の中に含まれていますし、女性はすぐには感染します。自分にとってその場限りとばかりに風俗に行く方は認識をあらためなければなりません。天に唾するのと同じ行為です。
では、どうすれば感染予防、拡大防止ができるのか?まずは疑わしい症状は検査、治療です。根治してから特定のパートナーとコンドームを用いた性行為をすべきということです。セックスのたびに毎回正しく付けることです。射精のときだけコンドームをつけても効果はありません。勃起から射精までコンドームをつけてセックスすることが大事です。オーラルセックス(クンニリングス、フェラチオ)でも性感染症は性器から口、口から性器へと感染します。オーラルセックスのときにもコンドームをつけるよう心がけましょう。最近では喉に淋菌感染症やクラミジア感染症に抱える若い人が増えています。特に淋病がのどに感染した場合、根治は難しいと言われています。甲府メンズメディカルクリニックでは患者様のメンタル、プライバシーに配慮しつつ専門医が治療にあたっておりますので、ご心配がおありの方は是非一度ご相談ください。17日(日)18日(月・祝)ご予約受付ております。

0 件のコメント: