2013年11月26日火曜日
非淋菌性、非クラミジア性の性病が増えています!
星が綺麗ですね。星座をおおざっぱに確認できるくらい空気が澄んでいますし、それほど寒い夜ではありません。ずっと空を見上げていたい気分ですが、缶コーヒーを買ってすぐにクリニックに戻ります。
さて、夏場は淋病やクラミジアの陽性率高かったのですが、このところ淋菌感染症は12%、クラミジア感染症は8%となっているのですが、かわりにより治りの悪い、はっきり言ってかなりやっかいな非淋菌非クラミジア尿道炎・膣炎が45%というような統計が取れました。 非淋菌非クラミジア尿道炎・膣炎とは、いわゆる雑菌性尿道炎、細菌性膣炎と言われるもので、大腸菌、溶連菌、ブドウ球菌などの細菌によって起こるのですが、原因菌として他にマイコプラズマ、ウレアプラズマなどによる尿道炎になるケースが増えています。これらはノーマルセックスに加えてオーラルセックスによる感染が増えていること、つまりいわゆるセックスでなければ安全だという勘違いが病気を増やしている点が指摘できるのですが、こういう寒くなり始めた季節の変わり目は何かと疲労が蓄積しやすく、抵抗力の低下、ホルモンバランスの変化によって体内の細菌バランスが変化し、カンジダが増殖することがよくあります。細菌性尿道炎も原因行為そのものに加え季節的なものからくる抵抗力の低下やホルモンの変化などによってバランスが崩れ、大腸菌やブドウ球菌などが増えてきて起こしやすくなることが多くなります。ほかに ヘルペスは、全体の1~2%ほどですが年に1~2回ほど流行する時期があり、過去1年では11月にぐっと増えました。 尖圭コンジローマは全体の3%ほどを占めるくらいですが、患者さんの数がジワジワと増えています。再発も多く治療は厄介なものになりますからご注意ください。一に予防、二に予防ですが、抵抗力の落ちているときは、感染しやすく悪化しやすい傾向があることを重々ご承知置き頂き、普段から体調管理をしっかりして頂きたいと思います。ただし、万が一にもかかってしまったか?!という場合には、何より早期発見早期治療が肝心ですので県内唯一の性病科である甲府メンズメディカルクリニックまでご相談ください。
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