2013年12月19日木曜日

性病流行中!早期発見と完治を目指して下さい。

相変わらず厳しい寒さが続きます。加えて、とうとう雪まじりの冷たい雨。このところ晴れ続きだったので寒さがいっそうこたえますよね。でも、鍋料理や熱燗が美味しい季節、付き合いの忘年会などはつらいですが、気の置けない友達と久しぶりに会って過ごせる年末年始は楽しくもあります。とはいうものの、この忘年会シーズンはクセモノで、現在、性病患者様大変増えており、診療に明け暮れる毎日です。臨床経験上、時節柄という言葉がぴったりなのですが、ボーナスが出たり、宴会が増えたり、忘年コンペやら旅行やらといったこの時期はやはり羽目をはずしてしまうことも多いようで、県内性病大流行中となっております。 ところで、性病の治療はしっかり最後までと、皆様にお願い申し上げます。リピーターの患者様もしばしば見受けられ新たな感染の方が多いものの、自己判断で服薬を中断するなどして前回の感染を根治しなかったケースもあるようです。処方するお薬はしっかり飲みきっていただきたいと思います。淋病などで痛みや膿がでて当院に駆け込まれる患者様には、症状に応じた抗生物質や抗菌剤の処方を致しますが、4、5日で症状がきれいにおさまってしまう方が殆どと思います。症状が取れてしまうとお薬を飲みきらず治療を中断してしまう方がいらっしゃるようです。そうすると尿道に残った菌が再び増え、1ヶ月、2ヶ月と経つうちに、また膿や痛み、違和感などの症状が出てくるのです。ここで厄介なのは、しぶとく生き残った菌は薬剤耐性という前に使った薬に対する抵抗性を持つようになってしまう点です。かならずしも耐性を持つものではありませんが、そうなった場合には薬を変え、量も種類も増え、治療期間も前回より長くかかってしまうなど費用や時間の制約をより多く受けることもあり得ますし、何より恐ろしいのは感染を拡大させてしまうことです。性病は完治が肝心です!さらに言うと、早期発見、早期治療が重要です。疑わしい症状あるいは原因行為があれば、まずはご相談、検査のみでもご来院いただければと思います。年内診療まだまだ間に合います!!

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