2012年1月21日土曜日

性器同士が結合しなくても、性病には感染しますから~!

寒い週末ですね。雪に冷たい雨にどんよりした曇り空。今までの快晴続きを一気に忘れてしまいそうで、天の神様を恨めしく思ってしまいますが、考えてみればこれは恵みの雨でしょうか?たしか1ヶ月以上ぶりにに降ったまともな雨、先週末の山梨日日新聞にも「野菜高騰」「買い控え」「低温」「乾燥」冬将軍・・・・・・という記事を目にしましたし、実際、鍋をつつこうにも肉より野菜数種類をそろえようとすると高くなるのはどうも納得いかないと思っていたところですから、こういった雨も大事なのでしょう。
ところで、「風俗で本番行為はしてないのに・・・」とか「妻が感染して初めて自分の感染に気づいたが、自覚症状などまるでなかった」などというお話をしばしば患者様から伺います。
まず、本番抜きなのにという点について申しますと、風俗でのオーラルセックスが感染の原因行為であることがほとんどです。性器対性器でなければ安心というのは間違った知識です。残念ながら咽頭にも淋病やクラミジアはすみついているのです。ですから性感染症は本番行為でしかうつらないらないといった勘違いをしている人たちが、オーラルセックスをサービスするファッションヘルスやピンサロで淋病やクラミジアといった性感染症をうつされるのです。そしてオーラルセックスを職業としている人の咽頭には、当然普通以上の高確率で細菌がすみついています。かなりな確率の保菌者がコンドームなしでオーラルセックスをするわけですから、感染は当たり前なのです。
最悪なのは無症候性の性病です。ちょっとした変化、たとえば排尿時の違和感やむずかゆさを見落とすと、自覚症状ないままに保菌することになり、奥さんや恋人にうつしてしまうことになります。そして自分がそもそもうつしたのに、そのパートナーからの再感染で初めて自覚症状がでて・・・というケースに至るわけです。男性も放っておくと最終的には不妊やガンに至る重篤な症状を引き起こしますが、不妊に関して言えば、女性の方が性感染症の直撃をうけ、子宮や卵管に影響しやすく不妊に陥りやすいからだになってしまうことを重々ご承知置きください。
たった1回の火遊びで大切なパートナーと2人の将来に傷がつくことはなんとしても避けていただきたいと思います。ほとんどの性病は初期に適切なお薬を飲めば完治します。まずはコンドームでの予防、行為前後の衛生管理、そして早期発見と治療ということに尽きるでしょうか?
甲府メンズメディカルクリニックではカップル診療も受け付けております。お気軽にご相談ください。性病の直近のご予約可能日は1月28日(土)となっております。

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