2012年3月20日火曜日

亀頭包皮炎

昨日、今日と素晴らしい晴天に恵まれました。春だから桜が咲くとかいうことでなく、桜のつぼみがふくらんできたからとか、卒業式か晴れ着(袴)姿の女性をちらほら見かけるとか、夕方5時過ぎてもまだ明るいとか、そういったことから逆に春を感じるものでよね。私は、そういう風に「そういえば春めいてきたなぁ」などという季節の変わり目に気づく瞬間が結構好きです。日々の煩いから解放された一瞬を実感していることを実感できるからだと思います。
さて、亀頭包皮炎で来院される患者様がとても増えてます。まだ本格的ではないものの暖かくなり始めたことが関係しているのかとも思います。ところで、亀頭包皮炎とは文字通り亀頭炎と包皮炎のことで、亀頭と包皮の両方に炎症が発生すると、このようにセットで呼ばれます。傾向ではありますが亀頭炎もしくは包皮炎の一方のみの発症しているのは剥けている方であって、包茎の場合は亀頭炎と包皮炎を併発するケースがほとんどです。むしろ、亀頭包皮炎はほぼ100%包茎の人がなる包皮の炎症という表現の方が適切かもしれません。
亀頭包皮炎の一般的な症状としては、包皮が淡赤色に腫脹し亀頭と包皮内板に炎症が出ることです。自発痛や排尿痛みがあり、膿の分泌なども見られます。かゆみを伴うこと、時に出血することもあります。原因としては、包茎の内側と亀頭の間に恥垢が溜まる事によって炎症が起こるためと考えられています。進行・悪化すると尿道狭窄となり排尿に支障をきたす場合があり、閉塞性乾燥性亀頭炎、二次的真性包茎、陰茎癌になる確率が上がります。この亀頭包皮炎は亀頭部分を清潔に保つ事によってほぼ再発を防ぐ事は可能なのですが、そもそも清潔を保つことが困難なために炎症が起きたわけで、放置するよりは包茎手術や治療をしてしまって、きれいにしやすい状態にする方がよいと思います。亀頭包皮炎は軽い炎症でも早漏の原因になったり、コンジロームやヘルペスといった性病感染の確率が上昇したり、性行為時の違和感のため満足にできないあるいは最初からあきらめてしまう方さえいらっしゃいますし、痛みに耐えかね早く終えたいがゆえに早漏気味になる方もいます。ご本人的に一番困るパターンは入院や介護の状態になった際、毎日洗えなくなりますから、必ずといっていいほど亀頭包皮炎になることではないでしょうか。介護はともかく入院などの事態はいつ身に降りかかるかわからない状況です。健康な若い方ほど油断してしまうものです。包茎の状態で亀頭包皮炎になる方は、是非お早目に包茎手術をご検討下さい。
明日21日(水)、22日(木)、24日(土)包茎手術のご予約承ります。お気軽にお問い合わせください。

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