2011年6月8日水曜日

風俗と性病

高速道路の渋滞にはまいります。1000円高速終了間際の駆け込み需要ということですが、この混雑ぶりを見る限り、1000円高速継続実施の方が経済活性化が期待できるような気がしますが、どうなのでしょう。目先の利益か、長く広い視野での効果をどう考えるか、経済に限ったことではありませんが、試算、予測と分析、想定ということは非常に重要なことだと思います。
さて、本ブログや当院お知らせ欄では「このところ非常に性病の患者様が増えております」というフレーズをよく使うのですが、本当に性病のお問い合わせを多くいただき実際診察にお越し頂いているので毎回のようにそのように表現してしまいます。でもあまりに頻繁だと「このところ」「ふえる」という言い方が日本語としてへんなような気がしてしまいます。が、実情は「性感染症罹患者数は常に右肩上がりです」という感じで、県内、甲信地域の性病蔓延を心から危惧しています。
当院の実績でいえば感染ルートはほぼ100%風俗です。日本では昭和33年には売春禁止法によって公娼制度が消失しましたが、風俗営業は形をかえ、名をかえ様々存続しています。ソープランド、ファッションマッサージ、SMクラブ、サロン、ピンクサロン、セクシーキャバクラ、ホテヘル、ホテトル、デリヘルなどなど、聞き覚え、身に覚えのある方も多いのではないでしょうか?風俗業では、月経中の性交渉、コンドームを使用しない性交渉など、性病・性感染症の予防に対する配慮が欠如している例が多く見られます。風俗業に従事する人、利用する客の多くは、性感染のリスクと予防を知識としては知っていると思いますが、実行される割合はかなり低いのではないでしょうか。性病・性感染症の予防という点では、風俗業を利用しないこと最も有効な方法ですが、そうはゆかないからこそ風俗産業がなくならないのだと思います。風俗産業に従事する人の性病・性感染症の罹患歴調査によると、クラミジア、カンジダが多く、淋病、ヘルペス、トリコモナスが続いているそうです。当院でも実際、淋菌、クラミジアの陽性率は高いです。いざ利用することになった場合には、行為前後のシャワーやコンドームの使用をどうかお忘れなく。クラミジア他、喉にも菌はいますので、オーラルセックスであってもコンドーム利用をしてください。さらに、早期発見は非常に重要ですので、原因行為後少しでも疑わしい症状がありましたら、是非検査をしてください。
甲府メンズメディカルクリニックでは匿名性を担保しつつ高感度PCR法での検査を行い万全の治療をさせていただいております。お困りの方は是非ご相談ください。直近の性病診療ご予約可能日は6月11日(土)となっております。お時間等詳細はお問い合わせください。

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