2023年9月15日金曜日

今年も梅毒流行が止まりません

まだまだ暑い日が続きますね。そこにきてインフルエンザもコロナも同時流行中です。夏の疲れも出るころですし、秋は行楽、お祭りシーズンでもあります。コロナ、インフルエンザともに感染機会も増えますので気を付けてお過ごしいただきたいと思います。ところで、国立感染症研究所が9月12日に発表したところによると今年に入って梅毒と診断された患者数が1万人を超えたとのこと。現在の調査方法となった1999年以降、初めて1万人を超えたのは昨年2022年ですが、それよりも約2か月早いペースで1万人を超えています。臨床の実感としても梅毒患者さんは確実に増えていますしよく言われることですが一般にも広がりを見せています。風俗などではなおさらのこととお察しください。風俗利用をされた方が後から急に心配になって検査を希望されることが多いのですが、原因行為後6週間を経過しないと検査をしても正しい結果は得られません。梅毒は治る病気です。焦って早目に検査を希望される患者さんも多いのですが、適切な時期に検査をしてほしいと思います。フライングで陰性という結果を得たものの6週間経過後に再検査したら実は陽性だったといったケースも実際ございます。きちんとした時期にきちんとした検査をすることを強くお勧めします。万が一陽性でもそれから適切な治療を受ければ治ります。何か心配なことがあればいつでもお気軽にご相談ください。050-1033-8926が院長直通です。

2023年2月20日月曜日

コロナか性病か

新型コロナウイルス感染症が完全制圧されるということは性質上あり得ないことと思いますが、コロナをとりまく社会的状況などがかなり落ち着きほぼ事態が収まる状態、つまり「収束」は目指せるのかと考えております。事実、5類相当の感染症への移行やマスク着用の個人判断に関する言及が厚労省や専門家会議から発信されておりますので、現在は収束間近な状況と言ってもよいのかと思います。 ところで、この3年間、コロナを疑っていたところ実は性病だったという事例が多々ありました。臨床経験上、性感染症はコロナと合併することが多いのかと思っておりますが、例えば喉の異変が性感染症だった事例でご紹介させて頂きますと、喉の違和感、軽いイガイガや痛みが続いて新型コロナウィルス感染を疑ってPCR検査を何回受けても陰性、耳鼻咽喉科では原因不明であったとのことで、巡り巡って性病検査したところ、咽頭クラミジアが陽性だったという方がいらっしゃいます。コロナ禍で皆が様々な行動を自粛してきましたが、性行動だけは例外のようです。昨シーズンなどはインフルエンザや他の感染症が軒並み減少傾向、ものによってはほぼゼロであったものが、性感染症ばかりは横ばいが続いていて梅毒に至っては現在の方法で統計を取り始めた1999年以降最多を記録しています。性感染症のハイリスク層の行動様式はコントロールできないというのが実情です。性感染症も早期発見、早期治療が必須です。疑わしい症状や行動履歴のある方は是非当院にご相談ください。また、今後一般にはコロナが「収束」に向かいニュースに取り上げられることもなくなるでしょう。でも風俗利用が原因での性感染症にはコロナが合併する可能性が少なからずあることは覚えておいていただきたいと思います。例え流行状況が収束しても、コロナは未だ重症化が恐ろしく後遺症もきつい病気であることにかわりはありません。性感染症もコロナも早期発見、早期治療が大事です。コロナは時間の経過とともに治ることがありますが、性感染症は放置して治ることはありません。将来の不妊症にもつながります。性感染症には治し方がありますので是非とも性病科の当院にご相談ください。

2022年9月25日日曜日

梅毒感染者の増加傾向がやみません

2022年9月4日までに全国から報告された今年の梅毒感染者数は昨年同時期の1.7倍となる8155人で、現在の方法で統計を取り始めた1999年以降最も多くなりました(国立感染症研究所)。過去最多を記録した昨年の感染者数7983人をすでに上回っていて、このままのペースで増加した場合1万人を超える可能性もあると言われています。これは検査、届出の数であって実態はもっと多くの罹患者がいると巷でも指摘されておりますし、私自身、臨床経験上、切に感じております。そもそも人数の増加はコロナの流行の波の合間に性病検査を実施する余裕が流行当初の2020年より増えたことも一因であって、実際にはもっと前から感染者数は増加していると思っています。流行地は東京、大阪、愛知、福岡と繁華街が多く、男性が20代から50代まで幅広い年齢層で感はが増えているのに対し女性は20代、30代が多く最多は20代前半です。感染経路が性風俗であることが類推されますが、きっかけが風俗利用でもそこから一般の男女にもさらには地方へも拡散してゆくことは想像できると思います。実際男女とも3割程度に風俗利用や従事の経験のない人が含まれているとの統計があります。梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌が原因の感染症で、感染すると、3週間から6週間程度の潜伏期間を経て発症しますが、その後、症状が消えてしまうことや無症状のこともあり、気が付かないうちに病気が進行することもあります。但し、梅毒は薬で治る病気です。心当たりのある行為に及んだ方は最初の症状を見逃さないよう注意してください。早期発見、早期治療を心がけましょう。甲府メンズメディカルクリニックでは治療薬を即時処方可能です。お心当たりの方はお早目にご相談ください(050-1033-8926院長直通)!!

2021年1月5日火曜日

遠隔診療実施中です

明けましておめでとうございます。丑年ですね。ウシは勤勉によく働く姿が「誠実さ」を象徴しているそうです。また丑年は先を急がず一歩一歩着実に物事を進めることが大切な年と言われているとのこと・・・・コロナ対策は先手先手でと言われていますが、私たち個人個人ができることは一歩一歩着実にということなのでしょうか。今できる形で日々の仕事に取り組みたいと思います。甲府メンズメディカルクリニックでは遠隔診療を実施しております。ED/AGA薬処方、性病診察など対応できますのでいつでもメール、お電話をお願いします。050-1033-8926院長直通です。

2020年12月14日月曜日

性病はコロナにおくれをとらない

コロナ一色の2020年が終わろうとしています。マスコミが連日煽るような報道をしていることは問題だとも思いますが、コロナは風邪などと謳うのはやはり間違いだと個人的には感じています。重篤化のリスクや今現在日本では有効なワクチンの接種が開始されていないことなど諸々を冷静に考えあわせると用心するに越したことはありません。後遺障については色々と指摘がありますが、当院としては脱毛に注目しています。コロナによる脱毛の症状と後遺症について世界中で数多くの報告がされていますから、なるべく感染しないような生活を心がけて頂きたいと思います。感染経路から言ってもう1つ心配なのが性病です。今年は新型コロナ(COVID-19)の流行で同じような感染経路で感染するインフルエンザ、感染性腸炎は例年と比較して減っていますが、第2波の際に話題になった「夜の街」はこのようなご時世でも決して消沈していないようで、当院には性病疑いの患者様からのお問合せがたえません。事実、コロナやインフルエンザなどとは感染経路が異なることからも性行為感染症の報告数に変化はないのです。むしろ診療控えで症状が悪化してからの受診になったり、咽頭クラミジアなどは風邪と本当に初期症状が似ていますから誤診されたりということもままあるようです。原因行為に心当たりのある方で気になる症状があれば是非ご相談を頂ければと思います。確認ですが、性行為感染症は粘膜から感染します。オーラルでもうつるのです。陰部のみならず口腔内も粘膜ですから上にも下にも感染するのです。風邪で喉が痛いと思ったら淋菌性咽頭炎だったりヘルペスの初感染だったりするのです。口内炎だと思っていたら梅毒の初期症状だったなどということもあります。眼球結膜も粘膜ですから、トイレに行ったりしたあと目がかゆいからとこすったりしたらクラミジア性結膜炎(昔でいうトラコーマ)を起こします。コロナとダブル感染のリスクも非常に高いです。気を付けてお過ごしください。  

2020年7月22日水曜日

移転いたしました

この度、甲府メンズメディカルクリニックは、年初来のコロナ禍において複数の患者様を診療するにあたり、当テナントの診察室で換気を含む感染対策を十分に行うことが難しい為、コロナ時代のNew Normalに最適化した遠隔診療を主力としたクリニックに進化するべく、開院14年目の令和2年7月22日に移転しました。初診・再診ご希望の場合はこれまでと変わらず診療致しますので、お気軽に050-1033-8926にお電話ください。なお、クリニック名称(甲府メンズメディカルクリニック)、電話番号(050-1033-8926)、ホームページ(kofu-mmc.com)、メールアドレス(kofummc@gmail.com)に変更はございません。今後とも甲府メンズメディカルクリニックをよろしくお願い申し上げます。

2020年3月3日火曜日

性病もこじらせてはダメですよ

寒かったり暖かかったりする日が極端に入れ替わるこの頃です。新型コロナウイルス(COVID-19)感染症対策の一つにコマメな換気が挙げられています。長時間の密閉空間滞在が感染リスクを上げるとのこと。今日みたいな暖かい日は窓を開けると気持ち良いですが、寒いとせっかくエアコンで暖かくなった部屋が寒くなるかと思うとついつい換気をさぼり勝ちですが、そこを何とか我慢して、意識的に2時間おきくらいに換気してゆきましょう。COVID-19は重症化する前の治療が肝心との話をニュースなどで耳にすることが多いと思います。でもこれってどんな病気にも、いや人間関係やミスをリカバーする際にもあてはまりますよね。何だってこじらせたらダメなんです。とは言うもののCOVID-19は特効薬がないからと、初期だろうがこじらせようが医療現場は手探りです。それに引き換え、性行為感染症(STD)はいずれも抗菌薬で治療できるのです。そしてご多分に漏れず未治療のまま放置していると重症化します。でもこれはある意味目に見えない重症化と言えるのかもしれません。その筆頭が男女とも妊娠能力に影響すること、特に女性では子宮外妊娠や死産の原因にもなってしまうということです。ご本人が死に至るということはおそらくないでしょう。でも将来生まれるべき命が生まれないというのは大変重い問題です。それ以外にも骨盤や腹部の慢性疼痛を引き起こしたり、HIV感染リスクも増大しますから、早期に適切な治療をすることが必要なのです。性行為という究極の濃厚接触で感染する各種STDはCOVID-19より封じ込めやすいですよね。なぜなら感染機会について心当たりがある場合がほとんどだからです。早期発見、早期治療が大切です。3月7日(土)予約枠若干空きがございます。お心当たりの方は甲府メンズメディカルクリニックまでお問合せ、ご予約ください(050-1033-8926)!!