2015年3月9日月曜日

クラミジア

クラミジア感染症は感染しても半分くらいの方には自覚症状がなく、また疑わしい場合でも恥ずかしさや場合によっては後ろめたさが手伝って医者にかかることをためらう方が多いようです。また何科に相談すればよいかもわからないという方もいらっしゃいます。ただ、クラミジアにかかっている相手と1回性行為をした場合、感染するリスクは約50%と決して低いとは言えない確率となります。女性は普段からおりものなどもありますから男性よりもさらに気づきにくいと思いますが、一定のパートナーとの交渉であればあるほど、ともに感染してしまうわけで、そうなってしまった場合には双方が同時に完治させないことにはピンポン感染となりいつまでも治りません。少しでも気になることがありましたらご相談ください。陰性確認だけでもできれば一安心ではないでしょうか。

三寒四温

3月に入ってだいぶ暖かくなったと思ったら、先週金曜日から土曜日にかけてずいぶん寒かったですね。梅どころか桜まで日当たりのよい場所では咲いていますが、まだまだ油断大敵です。まめに服の脱ぎ着をして体調管理をしてゆかないといけません。 さて、自分のペニスの皮を剥いて時間がたつとペニスのまわりの皮?がドーナツ状に腫れてしまいます。というご相談を受けました。包茎があるのですが、ご本人は仮性包茎と判断されていたようでそれほど気に留めていなかったようなのですが、ドーナツ状の浮腫がだんだんひどくなってきたような気がすると言ってご来院されました。原因としては、包皮口がせまいため血流が悪くなって、剥くと包皮によって首がしめられたような状態になり、そこにリンパ液などが溜まって腫れてしまことが考えられます。ご本人、仮性包茎とのことでしたが、カントン包茎と言ってよさそうです。分類がどちらかといったことはあまり意味がありませんので、そこはいいとして、やはり痛みをともなったり腫れが毎回あまりにもひどくなるといったことを繰り返すのは決して好ましい状態ではありません。皮を元に戻せば血流が回復し、しばらくすれば治るものですが、場合によって亀頭がパンパンに腫れて自力ではもどせなくなるなんてことも起こりえます。特に包皮炎などをわずらって炎症があったりすると、狭窄がきつくなり痛みのために戻せず、腫れがひどくなってますます戻せずと悪循環に陥ります。カントン包茎自体を治療されてしまうのはひとつ解決方法かもしれません。いずれにしても、日ごろ自分のものの状態をよく観察、ケアして治療が必要と思われたらお早めにご相談ください。

2015年3月5日木曜日

湿気

暖かい一日でした。空気に厚みが出てきたというか、雨上がりだったせいもあるのでしょうか?しっとりとした空気を全身に浴びることができました。花粉がつらい時期にもなり、巷では再びインフルエンザが流行っているということも聞きます。季節の変わり目は体調管理を普段以上にしっかりなさってください。 包茎は包皮内の温度や湿度が常に高い状態で安定してしまうため細菌やウイルスの温床になってしまい、炎症や性病に罹患する可能性がかなり高くなってしまいます。日本の梅雨時や高温多湿な夏は包皮炎をわずらう方が多く、包皮炎の状態でアブナイ行為に及ぶと性病リスクがぐっとUPします。徐々に湿気を取り戻す春先、女性のお肌には良いのかもしれませんが、包茎男子は要注意です。清潔を保つよう心掛けて下さい。ただし!一旦包皮炎とおぼしき炎症がおきたら決してゴシゴシこすって洗ってはいけません。専門クリニック受診のうえ適切なお薬、軟膏の処方を受けていただきたいと思います。