2016年2月21日日曜日

亀頭包皮炎

昼間もいまひとつすっきりとした晴れにならず、夜には風がずいぶん強まってきましたね。それにしても今年は春が早くにやってきたようで、寒い日もまだまだあると思いますが、河津桜や沈丁花もすでに見ごろのところもあるようです。早く安定したいい季節になるといいと思います。 ところで、8月、9月といったジメジメした季節も多いのですが、意外にも1月、2月に亀頭包皮炎が多いことをご存知でしょうか?乾燥がひどい時期というのも一因なのですが、実は消防団旅行などお仲間と一緒に旅先で・・・ということの多い時期だそうで、このところ非常に患者様が増えています。新婚さんや奥様が妊娠中のかたあるいは子作り中といったかたは独身の同僚や仲間と旅行に行ってもハメをはずさないように、奥さんやお子さんにも迷惑をかけることになりますからよくよく慎重に行動していただきたいと思います。ところで、原因行為に思い当たるところはあっても、みなさん、まず普通の泌尿器科を受診されることが多いようですが、泌尿器科で問診票に包皮の荒れ、ただれなどと書きますとろくに診察をしてもらえずに皮膚科にまわされるケースがままあるそうです。そうすると皮膚科ではリンデロンVG軟膏などが処方されます。実はこういったステロイド入りに軟膏は性病起因の包皮炎には逆効果で、性病の一症状として包皮炎を起こしている場合には専用軟膏がございます。薬局でラミシールや水虫薬のようなものを購入して自分で何とかしようとする方もいらっしゃいますが、これも症状を悪化させる原因となります。何度もぶり返すような方、ただれが悪化している方いらっしゃいましたら是非一度当院をご受診ください。最後に、子どものころアトピーがあった方や乾燥肌の方、あるいは入浴もシャワーですませて湯船にめったにつからないような方は包皮炎がひどくなる場合が多いです。さらに包茎でもカントン気味の方は狭窄のしわにそって炎症や糜爛(びらん)がおこり、炎症が長引いたり繰り返しますと狭窄が強くなり亀頭がまったくでない状態になってしまうこともあります。包茎のオペが必要になってしまう場合さえありますから、このような方はお早めの受診をおすすめいたします。2/27(土)など、ご予約可能な時間帯ございますので是非一度お問合せください(050-1033-8926)。