2012年3月18日日曜日

包茎3種

2週連続の雨曇りの週末。雨が降っている間はまだまだ寒いですが、雨が上がるにつれてなんとなく生暖かく感じられますから、空気そのものはだいぶ暖まってきているのだなぁと思います。
甲府メンズメディカルクリニックには開院以来多くの患者様にお越し頂き、日々感謝しております。患者様ごと、それぞれのお悩みを丁寧に伺い、医療的に可能な限りご希望に沿った治療方法にて対応してまいりましたし、今後もそのように努力してまいります。
さて、今回はメールなどでよくお問い合わせ頂きますので、包茎の種類を簡潔にまとめてみました。種類としては下記いずれかに属すかもしれませんが、治療方法やそのままにしておいた場合の不具合については人それぞれです。ご参考程度にご自身の状態を把握いただく資料としていただければと思います。
【仮性包茎】 通常は亀頭に包皮がかぶっているものの、勃起時やあるいは包皮をむけば、亀頭が容易に出てくるものを指します。包皮と亀頭の間にかす(恥垢)が溜まり、それが 原因で亀頭包皮の炎症などを引き起こす可能性があります。いつも包皮がかぶっている方は一度受診して、治療が必要かどうかご相談ください。
【真性包茎】 包皮の口が狭い、または亀頭部と包皮が癒着していて、亀頭を露出させられない状態を指します。勃起時には亀頭が締め付けられ、激痛を伴うこともあります。清潔を保ちにくく、 他の病気併発率が高くなるので、専門医院に一度ご相談くださることを強くお勧めいたします。
【嵌頓(カントン)包茎】 むいた包皮が亀頭の下の陰茎を締め付けてしまう状態のものを言い、そのままにしておくと、包皮が裂けて出血したり、陰茎が締め付けられたために先端の亀頭が壊死する危険性があります。締め付けには痛みを伴いますから、壊死に至るまで放置される方はいらっしゃらないとは思いますが、糖尿病など持病がおありで末端の痛みに対する感覚が鈍る場合もございますから、気づかないケースがまったくないとは言い切れません。カントン包茎は早めの手術がお勧めです。

上記3種類はそれぞれの境界線でどちらに区分してよいか判断がしずらい方もいらっしゃると思います。人それぞれですから、どこに分類されようとお仕着せの治療をするわけではないので、分類不能は関係ないといえばないのですが、例えば、ご自身の油断につながり、早期に治療すべきところ放置してしまったというケースもございますのでご注意いただきたいと思います。たとえば、真性と思ってむけなかったのに(それはそれでお悩みのタネではあったようですが)、ある日シャワーの水圧で意に反してむけてしまい、狭窄がきつくペニス先端が締め付けられ激痛で救急車を呼んだというケースがございました。運ばれた病院では対症療法として皮を元に戻すところまでしかお願いしなかったそうです。運び込まれた病院で包茎治療までしていただく事も可能だったようですが、保険診療の包茎手術では仕上がりにこだわりがないという情報をご存知で、包茎治療についてはあらためて病院を探そうと判断したそうです。帰宅後いろいろクリニックを調べられ、結局当院にお越し頂いたという方の事例でした。これはいわゆるカントン発作という状況だったのですが、やはり自分の状態を正確に把握し、治療すべきか、先延ばしでよいか、実害(この場合は痛み)などお考えいただければと思います。
当院では包茎手術(環状切開術)を含めた包茎の治療を行っており、実績多数ございますので、お悩みの方は是非お気軽にご相談ください。3月21日(水)包茎治療、亀頭増大術ご予約承り中です。ED/AGA薬処方もお気軽にお問い合わせください。

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