2011年4月22日金曜日

性病の傾向

ここ数年の性病の傾向ですが、全国的には患者様は20代・30代が中で全体の7割以上を占め、男女別では女性では、20代前半(20から24歳まで)が全体の半数以上、続いて10代と20代後半(25歳から29歳まで)がそれぞれ2割弱と女性全体のほぼ9割になります。一方男性は、少し年齢が上がって20代後半から30代にかけてがピークで全体の6割を占めています。興味深いのが50歳以上の方が1割ちょっとを占めている点で、これは男性の20代前半とほぼ同じ割合になることでしょうか。当院について言えば50歳以上の患者様の割合がもう少し多いでしょうか?シアリス、レビトラといったED薬の普及に伴って若者に負けず元気に活躍されている方々が増えているのではと推測しています。それは良いことだと思うのですが、病気は年齢を問わず誰にも平等に感染しますから、元気を取り戻されても、くれぐれも感染には注意していただきたいと思います。感染の種類としては淋菌感染症は12%、クラミジア感染症は8%、非淋菌非クラミジア尿道炎・膣炎が45%というような結果も報告されています。同時感染もよくみられますので、疑わしい症状がある場合は検査を入念にしてください。一方を見逃してしまうと、抗生物質に対する耐性を持った菌に成長し、より厄介な状態で放置された感染症と戦うはめになります。当院では、症状を伺いながらの万全の検査、治療、処方をいたしますので安心してご来院いただきたいと思います。4月23日(土)と30日(土)ご予約いただけますので、疑わしい症状をお感じの方は是非この機会にご利用ください。

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