2012年1月12日木曜日

寒い朝ですね

こんにちは、
この冬一番の寒さだとか。昨晩の強風で僅かに残っていた暖気が吹き飛ばされたようで、今朝は日なたに居ても刺すような冷気を感じます。くれぐれも風邪などひかないようにお気をつけください。
さて、甲府メンズを開院して4年以上が経ちましたが、世間でEDやED治療薬の認知度は格段にあがっているようです。EDの症状を訴え、あるいは疑って来院される患者様は右肩上がりに増え続けています。EDは心因性の要因も大きいですから、景気の悪化を伴う昨今の社会情勢から患者様の数自体が増えていることは間違いないと思いますが、治療薬によって改善が見られることが広く認知だれるようになったり医師に相談することへの抵抗感が薄れたことで潜在層が思い切って当院はじめ男性外来のクリニックにお越しいただくようになったのかとも感じています。
ところで「最近朝立ちしない」はEDの危険信号であることをご存知ですか?「朝立ち」は寝て起きたとき勃起している状態のことですが実はこの「朝立ち」がEDの初発症状の時期やEDの程度、EDの質を評価する上で、とても重要な要素の一つなのです。よく耳にすると思いますが、人は睡眠中に深い眠りであるノンレム睡眠と、比較的浅い眠りであるレム睡眠が周期的に繰り返すわけですが、健康な男性では浅い眠りであるレム睡眠中に「夜間陰茎勃起現象(nocturnal penile tumescense)」と呼ばれる現象が起こります。一晩におおよそ4~8回程度おきるこの勃起現象は、交感神経と副交感神経という二種類の自律神経系のバランスが副交感神経優位に傾くことによって引き起こされます。性的な夢による興奮や性的な刺激によって起きるものではないので「夜間陰茎勃起現象」は子供の睡眠時にも見られます。この「夜間陰茎勃起現象」の目覚める直前の最後の一回がいわゆる「朝立ち」です。さて、朝立ちをしなくなるのはEDの兆しといわれています。これはセックスの際の勃起力が弱まると、朝立ちも同様に弱まってしまうからです。逆に、しっかり朝立ちするということは、勃起力は十分あるという証拠になります。しっかり朝立ちするということは、少なくとも勃起を促す指令が神経を通り、ペニスの血管に伝わり、それに対してペニスの血管が正常に反応して血管拡張し、勃起するという一連の経路に問題がないことの証明です。また、朝立ちは精神的な影響をほとんど受けませんので、セックスの際はうまく勃起できないが、朝立ちはしっかりできるという方はいわゆる心因性EDの可能性が高くなるわけです。逆にセックスの際にうまく勃起できず、朝立ちもしないという場合は、心因性EDの場合もありますが、器質性EDの可能性が高くなります。糖尿病や動脈硬化、陰茎動脈の狭窄や血栓閉塞、手術や外傷によるペニスや周囲の神経や血管の障害によるED、いわゆる器質的EDの場合、原因疾患の治療がED改善への近道になるわけです。EDが健康全般のバロメーターといわれるようになったゆえんでもあります。
このように朝立ちは心因性EDと器質性EDを区別する手がかりになる上、ED治療薬の効果予測や処方する治療薬の強さの目安にもなります。また、EDの自覚症状に先駆けて朝立ちの減少がみられることもあり、勃起力低下の兆しとしてEDの早期発見に役立ちます。最近朝立ちしなくなったという方、最後に朝立ちしたのを思い出せないという方は、どうぞ御注意ください。また、ED治療薬による改善をご検討の方は、是非当院にご相談ください。1月14日(土)ご予約可能となっております。ED以外にも性病診療、包茎手術、亀頭増大術などもご予約いただけます。

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