2015年2月22日日曜日

亀頭包皮の痛みやかゆみ

今日は少々肌寒い感じもしましたが、色とりどりに咲いた梅を目にすると春を感じます。まだまだ暖かくなったり寒くなったりを繰り返すそうですが、風邪をひかないように気をつけて新学期、新年度に備えてください。 さて、亀頭や包皮の痛みおよびかゆみがあると言って来院される方が多くなってまいりました。ご予約の段階でお話を聞く限りでは細菌性亀頭包皮炎、カンジダ性亀頭包皮炎、性器ヘルペス、陰部湿疹などを疑うことが多いです。性器ヘルペスだとすると、痛みを伴う水疱が特徴ですから、そちらの確認をさせて頂いております。ただ、やはり頻度として多いのが細菌性およびカンジダ性亀頭包皮炎で、その場合には皮膚の状態にあった塗り薬を使用します。亀頭包皮に痛みやかゆみといった違和感を覚えたら、とにかく重要なことは、専門のクリニック(性病科)で正しい検査、診断を受けることです。自分でネット検索して病名を決めてかかってしまうことや、専門外のクリニックで間違った処方を受けるとこじらせてしまう場合が多いです。とにかく皮膚の状態にあわせて薬を選択し、調整することが大切です。また、亀頭包皮炎の場合は、石けん等つけて洗い過ぎないように気をつけて欲しいと思います。原因行為に心当たりがあり、性感染症を疑っている方ですと、とにかく汚いものを落とそうとするかのように、入浴のたびにごしごしと洗ってしまう方が多いのですが、それは間違いです。石鹸であらっても内側に巣食うウィルスは決して洗い落とせません。また炎症箇所を洗うということは、転んで擦りむいた傷をかわくまえにゴシゴシこすって洗うのと同じです。そいういときはなるべく触らないようにそっとするのが普通だと思うのですが、なぜかナニの炎症に関しては洗いたくなってしまうようです。それでは炎症が悪化しますから、専門クリニックで正しく診断、治療をうけ炎症が治まるまではむやみに触らずそっとしておいて頂きたいと思います。3月1日(日)性病診療ご予約受付中です!

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