2015年8月21日金曜日

季節の変わり目はご用心!

ダブル台風、嫌ですね。お盆前までの酷暑からは抜け出した感がありますが、そうかと思うとどんよりと曇ってすっきりしないお天気が続いています。ぎらぎらの太陽は困りますが青空が恋しい気分です。夏の終わりの入道雲、だんだん高くなってゆく空と夕方から聞こえてくるヒグラシの声と、、、気分良く季節の変わり目を感じたいです。 さて、淋病やクラミジアの陽性率もこのところ高めな感はありますがが(淋菌感染症は12%、クラミジア感染症は8%)、実はより治りの悪い、というか、かかってしまうとかなりやっかいな非淋菌非クラミジア性の尿道炎・膣炎が45%というような統計が取れました。 非淋菌非クラミジア尿道炎・膣炎とは、いわゆる雑菌性尿道炎、細菌性膣炎と言われるもので、大腸菌、溶連菌、ブドウ球菌などの細菌によって起こるのですが、原因菌として他にマイコプラズマ、ウレアプラズマなどによる尿道炎になるケースが増えています。性病全般に言えることですが、ノーマルセックスに加えてオーラルセックスによる感染が増えています。いわゆるセックスでなければ安全だという勘違いが病気を増やしています。いつでも十分な予防を心掛けてほしいものです。ところで、今のような季節の変わり目は何かと疲労が蓄積しやすく、抵抗力の低下、ホルモンバランスの変化によって体内の細菌バランスが変化し、カンジダが増殖することがよくあります。細菌性尿道炎も原因行為そのものに加え季節的なものからくる抵抗力の低下やホルモンの変化などによってバランスが崩れ、大腸菌やブドウ球菌などが増えてきて起こしやすくなることが多くなります。ほかに ヘルペスは、全体の1~2%ほどですが年に1~2回ほど流行する時期があり、これから秋・冬に向け要注意の時期とみています。 尖圭コンジローマは全体の3%ほどを占めるくらいですが、患者さんの数がジワジワと増えています。再発も多く、こじらせると治療は厄介なものになりますからご注意ください。一に予防、二に予防ですが、抵抗力の落ちているときは、感染しやすく悪化しやすい傾向があることを重々ご承知置き頂き、普段から体調管理をしっかりして頂きたいと思います。ただし、万が一にもかかってしまったか?!と心配になりましたら、早期発見早期治療が肝心ですので県内唯一の性病科である甲府メンズメディカルクリニックまでご相談ください。

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