2011年10月21日金曜日

アロビックス液をご存知ですか?

週末はまた雨模様になりそうです。天気予報がはずれてくれるといいのですが・・・。それにしてもこの2-3日肌寒いくらいの陽気ですね。朝晩は冬を感じさせる気温で寒さで目が覚めるくらいです。
ところで、アロビックス液をご存知でしょうか?AGA=男性型脱毛症予防に効果のある塩化カルプロニウムが5%濃度で配合されている優れものの外用薬です。AGAは遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられる進行性の脱毛症です。当院でもAGA専門外来をしておりますが、皆様には爆笑問題のコマーシャルで有名なプロペシア錠を処方すると同時にアロビックス液のご案内もさせていただいております。抜け毛防止剤「プロペシア」に含まれるフィナステリドと、血管拡張作用のあるミノキシジルは相性が良く、併用するとダブル効果でAGA(男性型脱毛症)の改善に功を奏します。ミノキシジルと似た効能を持つ塩化カルプロニウムもプロペシアとの併用で相乗効果を発揮します。AGAの脱毛要因のひとつであるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を阻害して抜け毛を予防するプロペシアを服用しながら、血行を改善して発毛を促すアロビックス液を頭皮に塗布すると、それぞれ単体で使用するよりも高い効果が得られることがわかっているのです。
発毛促進成分として有名なミノキシジル(カロヤンなどの製品名で市販されております)と同様の血管拡張作用のある有効成分の濃度から換算しますと、市販外溶液にくらべお値段がお安く大変お得でもあります。当院の患者様はプロペシア錠とアロビックス液と両方お使いいただいているケースがほとんどです。
AGAの人は全国で1,260万人、そのうち気にかけている人は800万人、何らかのケアを行ったことのある人は650万人といわれています。AGAは進行性ですから何もせずにほうっておくと髪の毛の数は減り続け、徐々に薄くなっていきます。AGAは早めのケア、十分なケアで予防、改善が見込まれる症状ですから、お悩みの方がいらっしゃいましたら是非当院にご相談ください。10月22日(土)午前中の診察可能となっております!完全予約制ですのでお電話のうえご来院ください!!

2011年10月16日日曜日

性病は何科にかかるもの?

仕事の合間にちょっとだけ「甲府だいすき祭り」を覗く時間がとれました。楽しかったです。天気ももったし、言うことのないお祭りでした。
さて、性病疑いでお困りの患者様が、何科のクリニックにかかればよいかすらわからなかったという話をしばしば伺います。性病は感染経路が泌尿生殖器ということですが、感染症という点に焦点を当てるなら内科の病気とも言える訳で、例えばクラミジアは今では性病と思われていますが、トラコーマという目の病気として先に世間にデビューしているのです。ですから、基本、性病を診察してもらおうと思ったら症状が出た部位の専門に行けばよいわけです。尿道が痛ければ泌尿器科、皮膚がかゆければ皮膚科・・・という具合です。実際そのようにされている方も多いのではないかと思いますが、それで本当に大丈夫でしょうか?クラミジアのように感染力自体は弱く、治し方もわかっている病気であるにもかかわらず、先進国たる日本で右肩上がりに増殖しているのは、クリニック選択を誤り、完治せずに性行為を繰り返してしまうということもあるのかもしれないと私は考えています。そして医療者側として情報発信力不足を反省しているわけです。
「STDは決められた薬を飲ませれば治る」と安易に考える医者と患者様は意外に多いです。痛い、痒いといった症状がおさまれば、病原菌は完全に無くなったと考えてよいのでしょうか?治療後の判定検査を怠ったり、患者が途中で治療を勝手に止めてしまうと、潜在化した菌によって再発を繰り返したり、菌が耐性化したりパートナーにうつすことを止められません。また性病は感染していても自覚症状が出にくく、知らない間に他人にうつしてしまうことが多い病気ですので、気になる行為をした際には必ず自分の体に敏感に、普段と違う点がないかチェックをして自覚をもつことが重要です。そうしたうえで検査を受けたとしても、多くの性病検査は残念ながら100%信頼できるものではないのです。検査をするときの状態や、検体の保存状態などに左右されます。検査は1種類だけではなくて、たくさんの種類があって、それぞれ精度がまったく違います。診断は検査だけに頼らず、患者さんの症状や状況、尿や分泌物などの様子を見ながら総合的に判断しなければなりません。さらに性病は性生活を営むカップルの病気だという認識が薄いことも問題です。パートナーの治療もしなければそのうちまた感染してしまいます。さらに問題となるのは効かない薬でもSTDの治療薬として認可されていることではないでしょうか。性病の臨床最前線では病原菌と治療薬がいたちごっこを繰り返しています。すでに効果がなくなってしまっている薬(抗生剤)というものが多くあります。厚生労働省が性病の治療薬として認可している薬の中でも、国の定めた用法、用量では効かなくなってしまった薬はたくさんあります。つまり保険診療機関で処方できる薬には限界があるということ、専門外の医師が誤った選択をしてしまう余地を残しているということが言えるのです。
こういった諸々の問題に対し、ひとつひとつ解決方法を考え提示するのが甲府メンズメディカルクリニックの使命だと考えています。豊富な臨床経験に基づき、現在最高感度を誇るPCR法での検査と患者様の症状を総合的に勘案して出す診断と、適切な種類、推奨される服用期間に見合うお薬の処方、カップル診療(メンズクリニックの例外です)で徹底的に根治させることを狙っています。現在、性病疑いでお悩みの方がいらっしゃいましたら是非一度甲府メンズメディカルクリニックにご相談いただきたいと思います。
次回ご予約可能日は10月22日(土)となります。急患はこの限りではございませんので、まずはお電話にてお問い合わせいただければ、対応させていただきます。

2011年10月10日月曜日

包茎とセックス

気持ちのよい三連休でしたね。湿度が下がって日陰は肌寒いくらいですが、日中は問題なくお日様の光が燦燦と降り注ぎ気持ちよかったです。今日は岡島デパートの秋の北海道展で美味しいお鮨を頂きました。今年も盛況のようです。
さて、今回は包茎とセックスの関係についてです。包茎だとうまくセックスできないと言われることがありますが、
真性包茎では、確かに勃起しても亀頭が露出しないために、うまくセックスできません。真性包茎、仮性包茎で包皮を剥くのにある程度無理が必要な場合、普段露出していない亀頭がヒリヒリと痛むことがあり、こうなると快感であるはずの挿入が苦痛になってしまいます。また亀頭が包皮に覆われては亀頭の成長を阻害されて いわゆる先細りのペニスになりがちです。先細りのペニス=亀頭が小さいペニスではセックスの際に女性器への刺激(摩擦)が少なくなりがちです。自分自身刺激がないのは言うまでもなく、女性に対して快感を与えることが難しくなるわけですから、立ち直れないような厳しい言葉を浴びせられるケースもあるとかないとか・・・。いずれも刺激の問題であって、生殖機能とは関係のない部分を今回は取り上げましたが、支障といえば支障なわけです。包茎は見た目の問題のみならず、セックスに多少なりとも影響が出てしまう事があるようです。
当院にはEDでお悩みの患者様も多くいらっしゃいます。原因は様々ですが、包茎から自信が持てずにEDに陥る方もおられ、上述のようなご相談とあわせて治療、処方をさせていただくこともございます。勃起不全から包茎治療まで、幅広く皆様のご相談にお応えしておりますので、お悩みの方がいらっしゃいましたら是非一度ご相談ください。
次回診療ご予約可能日は10月15日(土)となっております。

2011年10月6日木曜日

患者様の痛みに配慮しております

すっかり秋めいた気候になりましたね。日ごとに寒暖差が激しいのは今年の特徴かもしれませんが、晴れた日は本当にさわやかで気持ちがいいです。本当にお祭りや運動会にぴったりの時期ですね。
さて、当院には18歳から70歳代まで幅広い患者様が来院されます。手術、処方、診療など目的も様々、お越し頂くきっかけ、動機も様々で、お話を伺うたびにいろいろ学ばせていただいております。このところ手術をご希望の患者様が増えてきております。やはり季節が良くなって衛生管理がしやすくなったということと、行楽シーズンでゴルフコンペ、社員旅行の季節ということも一因のようです。診療日は手術中で院長が電話に出られないこともございますが、時間をおいてお掛け直しいただければ必ず対応いたします。
ところで、手術の痛みを心配されていた患者様が麻酔の極細針を刺した瞬間に気が付かない時がとてもうれしいですし、患者様が治療に満足されて感謝してもらえる事が私には何よりも励みになります。私は患者様の痛みに対する不安に最大に配慮することが非常に重要と考えています。そうでなくても思い切って治療をしようということでいろいろなストレスを抱えていることで、物理的に排除できる不安要因は私の方で対処しようと考えています。包茎治療も亀頭に包皮内板の癒着が残存した真性包茎から、狭窄の強いカントン包茎など難易度の高い包茎治療を日常的にこなしています。繊細に緻密に正確に手術することをモットーとしており、総合病院の泌尿器科や全国チェーンの美容外科クリニックのアルバイト研修医にはマネの出来ない治療だと自負しております。男性のもっともデリケートで一人に一本しかないかけがえのない臓器の手術を任せて頂くわけですから大きな責任を感じますし、体調も万全の状態で執刀するように心がけています。短小などでコンプレックスを抱えていた患者様が笑顔になって当院を出られる瞬間をお見送りするのがとても好きです。常に患者様の立場に立って親身に親切に、それまでの苦悩を理解し共感しつつ一緒に解決策を模索してゆくこと。医師になって一番うれしいことは患者様の悩みを解放する手段が自分の手のなかに持てたことです。常に技術の向上を図り、精進してまいります。もっと大勢の患者様の悩みを解決してあげたいし力になりたいと思います。
10月10日(月・祝)、15日(土)、16日(日)手術枠に空きがございますので、治療を考えている方はまずはお気軽にご相談からご来院いただければと思います。

2011年9月24日土曜日

性病患者数が30代以降を中心に増えています!

素晴らしい秋晴れですね。
さて、患者様から「風俗で本番行為はしていないのに感染したみたいだ」とか「パートナーが性病と診断されてきたが、自分には何の症状もない」といったご相談をよく受けます。若年層の性病流行が言われ始めた10年ほど前と比べるとこのところ、30代以降の感染者増加率がUPしているように感じます。中年以降の患者様のほとんどが、風俗関係のオーラルセックスで感染しているという実態もございます。性器同士の結合がなくても性病はうつります。クラミジア、淋菌といったものはノドに病巣があることは最近よく知られるようになりました。ですから実際のところ、オーラルセックスが性病の元凶ということをよくご理解のうえ、風俗での行為などにもコンドームの使用など十分警戒していただきたいと思っています。当院では、保険診療機関では処方しないような抗生剤を患者様の症状にあわせ複数種類配合のうえ処方しており、再通院の必要もなく皆様完治しております。でも、奥様やパートナーに感染させてしまった結果、不妊の原因になったり、子宮頸がんを誘発したりとなると大変です。薬で治るからいいやという気持ちではなく、性病は自他共に重大な影響をもたらしうるということを深刻に受け止めて、原因行為に思い当たるふしがあり、少しでも違和感を覚えた場合にはお早めにご相談いただきたいと思います。他の病気同様、早期発見早期治療のほうが、治癒しやすいこと、感染リスクが低下することはいうまでもありません。
10月1日(土)ご予約可能となっておりますが、お早めの診療をご希望の方はお電話にてご相談ください(050-1033-8926)。

2011年9月10日土曜日

症状はどんなですか?

9月に入って早々に朝夕だいぶ涼しくなったと感じていたら、昨日、今日は夏を思わせる日差しでしたね。でも晩に見る月と虫の音に、確実に秋を感じます。
さて、今日はイチモツおよびその周辺などなどに気になる症状はあるけど、どんな病気なのか分からないし、この系統で病院にいくのは恥ずかしいし・・・といった悩みを一人で抱え込んでいる方にお伝えしたいと思います。性病のような症状を感じたら早めの性病検査、早期発見が非常に大事です。尿道炎や残尿感、性器周辺のイボいぼや水泡、膿など出ていませんか?原因行為にお心当たりのある方、もしくはパートナーで性病検査陽性の出た方などは「もしかしたら性病にかかっているかも・・・」という自覚を持って小さな初期症状などにも気おくことが肝心です。
〔性器周辺の痛みやかゆみ〕
排尿時のかゆみ、痛みといった違和感
尿道からの膿
性器、性器周辺のかゆみ
陰毛周辺のかゆみ
下着に黒色点様のしみ
排尿時の激痛
残尿感
〔性器周辺の腫れやできもの、潰瘍〕
睾丸(こうがん)の腫れ、痛み
太ももや股の付け根(リンパ腺)の腫れ
性器、肛門周辺のイボ、水泡、豆粒大のやわらかいコブ
〔皮膚の状態〕
性器、肛門、手指、口唇などの痛みのないしこりや腫れ物
唇や口の中、のどにできものができた
かゆみをともなう赤いブツブツやミミズ腫れのような盛り上がり
〔全身症状〕
くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった風邪症状を伴わないのどの痛みや熱っぽさ
発熱、倦怠感、食欲不振、筋肉痛
しつこい下痢、寝汗、体重の急激な減少、
混濁尿
眼の赤み、黄色み

などなど、初期症状を感じたら早めに専門医療機関での検査をお勧めします。早期発見、早期治療でより確実にスピーディーに完治しますし、精巣上体炎や不妊といった深刻な状況を引き起こす前に是非、甲府メンズメディカルクリニックにご相談ください。土日祝日、早朝、深夜も診察可能ですので、まずはお問い合わせください。

2011年9月2日金曜日

耐性型淋菌のこと

台風への備えは済んでいますでしょうか?ゆっくりと進む雨台風のようですので、ご注意ください。
それにしても蒸し暑いですね。熱帯か亜熱帯の気候のように感じます。天高く・・・の秋が待たれます。
さて、今日は多剤耐性型の淋菌の話です。
淋菌感染症はクラミジア感染症と並んで最も流行している性病の1つで、世界的に見れば減少傾向にあるといわれていますが、日本、韓国をはじめとするアジア地域では未だ猛威をふるっています。エイズへの関心が薄れコンドームの使用が減ったこと、手軽な風俗店の氾濫、咽頭(口内)に菌を持つ人が増えたこと、耐性菌が増加したことが淋病増加の原因と考えています。風俗嬢の半数が淋菌性咽頭炎に感染しているというデータもあり、恐ろしいことにそのほとんどが無症候性ですから保菌の自覚のないまま営業を続けます。お客さんである男性は女性よりも自覚症状(尿道違和感、排尿通、ウミなど)が出やすいので、被感染者の段で始めて病院にかかるというわけです。問題を深刻にしているのは薬剤耐性淋菌の顕かな増加です。薬剤耐性淋菌とは、抗生剤が効きにくい淋菌のことで、よく使われる抗生剤ほど早く効きが悪くなるのが厄介な点です。ペニシリン系はほぼ効きませんし、ニューキノロン系の製剤も多くが淋菌に対して効きずらく、さらに他の系統の抗生剤に対しても耐性は明らかに増加しています。淋菌治療は確実に難しい症例が増えています。ただ幸いにも全く抗生剤が効かない淋菌の出現は臨床経験上、また性感染症学会の報告などでも見ておりませんのでご安心ください。あえて申しますと、保険診療機関で扱う薬剤は、多用されているがために耐性菌化しやすく、飲んでも治らないという難しい状況にあります。中途半端に服薬して症状が落ち着いたからと抗生剤の服用を中途半端にやめてしまうことで、耐性菌は発生します。日本で流行している耐性型淋菌は菌そのものの変異ではなく、出所を同じくする(風俗です)耐性型淋菌が性交を介して人から人へうつってゆくことによります。
当院では、患者様の症状ごとに幾つかの抗生剤をうまく組み合わせてゆくことで確実に完治しています。2種類~の抗生剤の使用で、おおむね2週間ほどで完治しますが、それでも4~5日余計にかかる厄介な例も増えてはいるのですが、指示に従ってお薬を服用し、パートナーの方にも配慮していただければ大丈夫です。先にも書きましたが、例えば1週間で全く症状がとれる場合でも、尿道の奥には菌が眠った状態で残っているケースが多く見られますから、症状がなくなった=治ったと勝手に判断し服薬を中止するのは非常に危険です。出したお薬は用法用量厳守で完全に飲みきっていただきたいと思います。繰り返しますがこういった自己判断こそ耐性菌発生の温床です。耐性菌の出現は治療を困難にはしていますが、決して治せないものではなく、2度目以降の感染でもきちんと治療さえすれば完治します。保険診療機関のお薬で治らず、病院を転々とした挙句に心配のピークに当院にお越しいただく患者様もいらっしゃいますが、効く抗生物質をきちんと選択すれば直すことは可能です。県内唯一の性病診療専門クリニックである当院にご相談ください。だからといって「治るんだからいいや」と風邪にでもかかったような感覚で無防備な性交渉を繰り返すようなことはお控えください。症状があったら、早期検査と適切治療、再発防止を心がけることです。ひどくすれば男女ともに不妊の原因にもなりますから、将来とパートナーを慮ってご用心ください。
9月10日(土)診療予約承りますが、性病診療など急患には随時対応しております。お気軽にお問合せください。